誰かの為に

『あれ?帽子どこいっちゃったんだろ?』

『先生、私の帽子 貸してあげるよ。2つ持ってるから』

『ありがとう〜!』



あの日から いつも あの子は聞いてきます

『帽子かぶってもいいよ。』

『ありがとう。でも今日は持ってるよ。』


少し残念そうな顔をして あなたは外に行く準備を始めます


『やっぱり、あなたの帽子が暖かいから借りていい?』

『いいよ〜!』

嬉しそうに急いで帽子を渡してくれます

『ありがとうね』

あの子は嬉しそうに笑ってお友達のもとへ駆け出して行きます


誰かの為にしてあげられる事

誰かを助けてあげれる事


必要とされている事の嬉しさ

彼らの心に芽生える使命感

子供達にたくさん感じて欲しいと思います



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