覚えてて欲しい この気持...

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君が作る作品は 今日の君の心を表す形になる

君が重ねる積み木の色は 心の言葉を形に変える

今日も君のわくわくが 形になって見えてきた

 

今日も一日 皆は君の作品に 気をつけながら座ったよ

カーペットの真ん中にある 君の作品

 

『あっ』皆が動きが ピタリと止まり

崩れた君の作品見つめたよ

 

皆の心が 何かにぶつかったみたいに

急にブレーキかかったみたいに

皆の心が止まったよ

ぶつかっちゃったんだよ...誰かの足が...

 

ぐっと 涙をこらえながら

『僕が考えてなかった...ここに作ると皆に踏まれちゃう事。僕が悪いんだよ。

もっといい場所見つければ良かった...僕探してくるよ。。。』

教室の中をぐるぐる歩きながら 君は涙をこらえたよ

 

皆は君の作品の周りに集まり『僕たちが直すから。また作れるよ。大丈夫』

皆で力を合わせたよ

でも 君の様な作品は 皆は作る事できなかったよ

何度も何度も並べたけれど 直せなかったよ 君の作品

 

『ごめんね』小さな声が聞こえたよ 

君の壊れた作品見つめ 小さな声でお友達は言ったよ

 

涙をこらえながら君は言ったよ

『ごめんなさいって、言わなくていいよ。大丈夫だから。

ね。大丈夫だよ。』

涙目をして君は言ったよ

 

『ごめんね』って言った子も

君の言葉をきいて 泣いてたよ

 

そんな君達のやり取りみながら思ったよ

幼い君達が心に感じている事 そのまま 君達の心に残して欲しい

君達が大きくなった時 今日感じた事 覚えてて欲しい

 

許す事、許される事

守る事、守られる事

助ける事、助けられる事

愛する事、愛される事

 

覚えてて欲しいな...今日感じた 大切な事

青空相撲

縄跳びで土俵を作り ちっちゃな力士達が集まってきます

はっきょーい...のこった〜!!!

さっきまで あどけなかった 小さな子ども達の表情が

土俵の上で 凛々しく変わる

体と体がぶつかり 押し合い 転がります

子ども同士が触れ合って遊ぶ 遊びの中に本気がある

勝った子ども達は 幼いがゆえに 自信と優越感という感情をの間を行ったり来たり 

負けた子ども達は『どうやったら次は...』と唇噛み締め 列の後ろに並ぶ 

負けるを経験しても また向かっていける子ども達は強い

体でぶつかり 相手を学び 自分を学ぶ

シンプルな遊び 本気の遊び 消えつつある遊び 大切にしていきたい

子ども達の為に  

遊ぶ力は 生きる力

こんなに大きな都会でさ

靴下 靴に突っ込んで

裸足で土を踏みしめて

水と土を入れた重たい一輪車を押しながら 一生懸命な子ども達 

汚れるとか 汚いとか関係ないんだよね 

子ども達はやりたい事をとことん追いかける 

目の前にある事 自分達で決めた目標を達せるする事 

ただそれだけに一生懸命なんだよね 

泥だらけの子ども達 擦り傷だらけの子ども達 それでも彼らが続けていられるのは彼らの心に達成感があり 喜びがあり 満たされているから

それが毎日感じられる事のすばらしさ

大都会の大空の下 毎日 土に触れ 自然に触れ 生きる力を育む子ども達

そんな子ども達の姿に惹かれます

自由に描こう

あゆみちゃんの絵は 面白い

本人はとても楽しそうに描く 

周りの皆は 驚き 笑う

でも あゆみちゃんは 描き続ける

 

あゆみちゃんの手だけすごく汚れてる 

ひじまでインクで汚れてる

 

それは彼女が頑張った証拠

それは彼女が一生懸命だった証拠

あゆみちゃん それでいいんだよ

皆を納得させる絵なんて描かなくていい

皆がみたがる様な絵なんて描かなくていい

皆がみたがる様な絵を描こうとするのは本当は絵を描く事が好きじゃないのかもしれない

だから 君が好きな絵を好きな様に描けばいい

 

皆が『君の絵、違うよ』って言うかもしれない

自分の絵に正解も不正解も無い

いいんだよ そのままで

その方がいいんだよ

 

握った彼女の小さな手

自分の気持に正直な手

その手が ものすごくかっこ良く見えた

青空とヘアカット

世界旅する『旅人美容師 桑原 淳さん』

はさみと大きなリュック背負って 幼稚園へやってきた

子ども達を椅子に乗せ 青空の下でのヘアカット

いいんじゃない! 情熱があり夢がある!

子ども達の心に夢と情熱を!

それを応援できる大人になりたいです

日々 考える事

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日々 考えます

子ども達にとって 大切な体験って何だろう

子ども達の生きる力に繋がる体験って何だろう


まっすぐ 線を書きましょう

50音をしっかりと

はさみをしっかりとつかいましょう

みんなと同じ事をやりましょう

大人の言う事をきちんとききましょう

できなかったら 大人は焦って一生懸命子ども達について教えようとする


幼児期の子ども達に大切なのは 目の前に与えられた課題をどんどんこなしていく事ではなく

情熱を持って前に進もうとする姿勢を備えさせてあげる事だと思う


その環境を子ども達の為に整えてあげる事

本物の体験、意味のある体験を子ども達にさせてあげる事

お友達を通して 優しさと意地悪を感じる事

園庭できれいな石を見つけて ポケットに忍ばせておく事

季節の暖かさや寒さを体で感じる事

自然の美しさを感じる事

笑顔を交わしながら 自分は愛されていると感じる事が出来る事

子ども達 一人一人 個性があって いろんな遊びへの関心度も様々

でも その自由な遊びの中には生きる力の基礎がいっぱい詰まっている


『お友達に優しくしてあげるとお友達は嬉しいんだよ』

どれだけ口で教えたって優しさは教えられない

実際に優しくしてもらった時に彼らは本物の優しさを学ぶ事ができる

『君が勝手に玩具を取ったら お友達は悲しいんだよ』

そんな事 取られてみないと わからない


子ども達 毎日 友達とぶつかりながら やりたい事いっぱいやっています

時にそれは悔しくて 悲しくて 彼らの気持が痛くって 見ている私も泣きたくなります


子どもが心悲しい時 子どもが必要なのは『こうしたらいいんじゃない。ああしたらいいんじゃない』っていうアドバイスではなく

『こっちにおいで。お膝に座っていいよ。悲しかったね。』子どもの心はその言葉を必要としています

自分には寄り添う場所がある。自分を愛してくれている人がいる。それだけ人は心強くなれるのです。


子ども達は 自分の力で 前に進もうとしています

時に仲間に助けられ 支えられながら 前に進もうとしています

苦しい時 悲しい時 声をかけてくれる仲間がいる

嬉しい時 一緒に笑ってくれる仲間がいる


小さいこども達だけれども 素晴らしい世界が彼らによって作られています

この環境をこれからも 一緒に..

はじめの一歩

新学期 愛する君へ パパとママからのメッセージ

がんばれとか、いい子になってねとか 大人の子どもへ対する期待ではなく

『あなたの優しい心が大好きです』『そのままのあなたが大好きです』『笑顔のあなたが大好きです』

そのままの子ども達、子ども達のすべてを愛するメッセージがこもっています

子どもにささやき、子どもを膝にのせ、子どもを抱きしめる

パパとママの愛を沢山に感じながら 今年も一年がスタートします

愛を感じて育つ子は 絶対心強くなります

森の散歩はゆっくりです

森を歩くこども達 じっくり森を歩いています

こども達、ふっと立ち止まり、しゃがみ込み ずっと地面を見ています

小さな発見がそこにはあります

その発見をお友達と一緒に確認する

そしてまた歩き出す

そしてまた立ち止まり、しゃがみ込む....

だからなかな前に すすみません

これでいいんです ゆっくりでいいんです

楽しいんです 心から

 

タンポポの綿毛を思う存分吹き飛ばしてみたり、小さな石ころを『宝物みつけた!』って喜んだり

腐りかけたクルミを一生懸命石で割ったり...魂喜ぶ体験を小さなこども達は感じています

子どもとオルゴール

子どもがオルゴールを手にした時 彼らはどんどんその魅力に引き込まれていく 

オルゴールの音にこども達が釣られて寄ってきて 

こども達はオルゴールの動きに目をとめる

一つ一つの歯車がしっかりかみ合う間違いのないタイミング

どんなに小さなパーツでも大事な役割がある事に気づく

その一つ一つの細かい動きをこども達は 不思議そうにじーっと見てる

時々 小さな指で触って動きを止めてみたり 時々 下からのぞいてみたり 

そっと耳に当ててみたり...

いろんな角度からこども達はオルゴールを知ろうとする

オルゴールって複雑な作り...でも それをじっと観察してると

『あぁ!そうかぁ!』って納得できるこども達がいる

納得できた時 なんだか 心嬉しくなる 

『こうなってるのか!すごいな!』って静かに感動してるこども達がいる

何だか自分にも作れそうな気になってくるこども達がいる

オルゴールを隣の子に渡しながら すごい得意げに『ここ見てて...』って小さな指が誇らしい

子どもの心が嬉しい

これでいい すごくいいとおもいます

にいちゃん ありがとう

『マミー..』恋しくて 悲しくて 小さなあなたが涙します

『大丈夫だよ』おにいちゃんが あなたの手を握ります 

あなたの寂しい気持がお兄ちゃんにも伝わります 

おにいちゃんもつられて辛くなりました

二人とも小さいです 力一杯 精一杯 支え合ってる二人です

しか 発見

森の中 こども達の動きが止まります 『しか。。。』小さく君がつぶやきます

彼らの心は森の不思議に吸い込まれていきます

彼らの瞳には喜びと 不安の影が映ります

自然の鹿とこども達の距離 遠いけれど 近く感じる 

不思議な距離感が彼らの間にありました 

その距離感は人と自然のリスペクトの距離 

こども達 素晴らしい体験をしています 

そんな彼らの瞳に吸い込まれる大人達がいます